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第一部  エピローグ

公爵就任から2週間、エラナはセレナほか一族を引き連れて公爵領の城に入った。
100年近く使われてなかった城であるが、帝国管理の元に整備されておりすぐに生活を始めることはできる状態となっていた。
しかし、城下の町は寂れており公爵が住まう町というにはお粗末なものだった。
エラナがまず取り組んだのはこれまでの私設部隊をフレア公爵軍とし軍事整備を第一に始めた。
騎士は必然的に城下に屋敷を持つ、それにより屋敷の建築が進むことによって騎士を相手にする商人が集まってくる。当然、商人達にも建物の建築を必要とし、より多くの職人も集まる。
軍備増強からの産業改革、それがエラナが選んだ方法だった。公爵となれば自己所有する兵力に制限はない。ただその維持経費は自身の領土から捻出する必要があるため、必然と持てる数は限られてくる。
その一方でエラナは農耕改革も推し進め、領土内での食料自給率を高める為に新たなる田畑の開拓を推し進めた。
資金のほとんどはエラナの個人資産からといっても限界があるが、エラグラス討伐に関する褒章が別途支払われたこともあり初期投資分はあったが、維持経費で必要と見られる資金だけはリクイド城の太守ブラネス・アルスタークと隣のハーパリン公爵領のジェランズ・ハーパリンから借り入れた。
「父上からは、その程度でいいのかといわれたがよかったのか」
ブラネスの名代としてベネラルが来てそうエラナに尋ねた。
「十分ですよ。それにハーパリン総大司教は最終的に城下に神殿を築くことが条件で借り受けたものですからね」
ハーパリン公爵家から借りた資金は、数年以内に城下に神殿さえ築けば返済する必要がない資金、いざとなれば学院支部建築という名目で学院から資金を引っ張ることもできる。
「それならいいがな。まぁ、おそらく父上ももう少し頼って欲しかったのだろうがな」
「急ぎすぎても上手くいくものも上手くいかなくなる可能性がありますからね。そこまであせっていませんよ。さしあたって募集した騎士の数も2000程度ですからね」
「公爵領としては少ないな」
ほとんどの公爵家は少なくとも1騎士団レベルの騎士は有している。領土内に点在する町や村全体を守ろうとするとどうしてもそれだけの兵力は必要になってくる。
「いきなり維持できない兵力は必要ありませんよ。戦をするのではありませんし、それにまだこのあたりはリクイド城から近いですし、隣のハーパリン公爵領もあって治安はいいほうですからね。それにフレア家のほとんどは魔道師ですからね。それに現時点で城内にいるフレア家一門とそれに使える執事、女官、メイドを全部集めると100名近いですからね」
フレア家は大きく分けると3つに分かれる。エラナの本家、祖父の弟の家系、エラナの父の弟の家系となる。
本家はエラナとセレナだけで、代々使えてくれる執事が数人いる程度だが、他の家系では執事やメイド以外にも弟子を持つ導師級の者もおりかなりの大家族となる。
「まぁ、早めに中央に出てくることを楽しみにしているぞ」
「2・3年もあれば十分でしょう」
「楽しみにしている」
それだけ言うとベネラルは帰っていった。
「ここまでは序章にすぎない。これからが本番なのですから」
城の窓から帰っていくベネラルを眺めながらエラナはそう呟いた。

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